秋祭り

 私の住む地域では、今日・明日は秋祭りです。夏もお祭りをやっているけれど、田舎なせいか秋のお祭りも大きいみたい。小さいながらもそれぞれの地区の山車を引き、日本人形のように目元をほんのりと紅く染めたお化粧を施した子供達がその上で太鼓や横笛を演奏します。そんな掛け声や音楽が、朝から夜までほとんど途切ることなく続くんですよ。


 日中は仕事をしていたのですが、夜から私達もお祭りに行ってみました。半被と足袋に身を包んだ人が多くいて、いつも思うのですが本当に半被は日本人にぴったり!多分普段は普通のおじさんでも半被を着るとピリッと粋で、格好良く見えたりしません??小さい子が小さな半被を着ているのもたまらなく可愛いっ♪♪

 音楽が聞こえる方へと行くと、丁度公民館で盆踊りを踊っていました。私は『東京音頭』なら小学生の頃から踊れるけれど(なぜか塾の先生が東京音頭好きで、授業の合間に教えられた)、ここのは分からないので見ているだけ。でもそれだけでも楽しいです!踊っている方たちも、この日までに何度も練習を重ねているんですよね。 
『輪になって踊る』というのは、何だかとっても『村社会』を連想してしまう。日本的な『和』に通じるものがあるからかしらん。輪になることによって真ん中も端もなく、上もなく下もなく、そこでは皆同じ。同じ喜びを皆で喜びましょう、という感じを受け、それにそれぞれが楽しそうに踊っているものだから、何ともほのぼのとした気持ちになるのです。

 盆踊りを見た後は、出し物があるという神社へ。ここは朝、I君も提灯をつけるお手伝いに行っていました。私は起きられませんでしたが。。。。  
         
携帯の写真なのできれいに見えないのですが、初めて訪れた神社は意外と大きくて、沢山の人で賑わっていました。出店はちょっぴりしかなくて残念!クリスチャンの私の父は神社でも決して手を合わせることはしないのですが、そこまでこだわりがない私はせっかくなのでお参りもしてきました。
         
特設されたステージでは知らない演歌歌手が歌を歌い、全員参加の福引では特賞が自転車というのどかさ!かなり地味なのだけど、地域の人が手作りをしている感じがとてもあってなかなか楽しかった〜♪たまにはこういうのもいいもんです。滋味のある無骨な有機野菜みたいです。
当たりがびっくりするほどたくさん出る福引で、私達は3等賞のみかんジュース1箱をいただきました。歩いて持って帰るにはちょっぴり重かったけど、嬉しかったね。何も当たらなかった人は全員お醤油をもらえていました。お祭り、すごいなあ!