What do you wanna be?

 式場で渡されたプロフィールのアンケートの中に、「将来の夢は何ですか?」という質問がありました。


「将来何になりたい?」


誰でも、幼稚園から大学を卒業するまで繰り返し聞かれる言葉です。卒業アルバムでも、必ずこのコーナーはありますよね。小学生の頃は「世界の支配者」とか、「アイドル歌手」とかいう子が学年に必ず一人はいたりして・・・。
ちなみに私のなりたかったものを思い出してみると、「お花屋さん」、「果物屋さん」(果物屋さんになればフルーツ食べ放題という生活を夢見て 笑)、「婦人警官」(確か社会科見学で警視庁に行った後だったはず。すぐに影響され、友達のめぐちゃんと一緒になろうね!と決意していました)、「声優さん」(映画が好きなので、声だけでも自分が映画の一部になれるなんて素晴らしいー☆と思っていました)、「宇宙飛行士」なんていうのもありました。(当時NHKで”銀河宇宙オデッセイ”という番組をやっていて、詳しいことは忘れましたが結構それが好きだったんです。)医者は、全然入っていなかったなあ。いつからなりたいと思ったのか、我ながらはっきりと覚えていません。多分高校生の途中くらいだとは思いますが・・・。確か父の仕事の関係で、医学的な記事などに触れることが多かった時期でした。もし大学も東京のままだったら、お芝居関係のこともやりたかったなー。
こう見てみると、ばらばらですね。私はすぐに影響されやすいので、進路を決める時にたまたまブームだったことで、今の職業を選んでしまったような気がします。まあ、そんなものですよね☆


 それはそうと、働き出してから「将来の夢は?」と聞かれたのがとてもとても新鮮でした。気づけば30年近く生きてきて、昔の自分から見ればもう今の状況は”将来”そのもの。一応目指していた仕事をし、結婚する予定もある。このまま仕事をしていくと将来こんな感じなのかなー、と漠然と思う時もあります。小さな”やりたいこと”はありますが、以前のように「将来何をしたいかなあー」と考えることは、ほとんどなくなっている・・・。この質問で、そんな自分に気づきはっとしました。
人生まだ(多分)半分も生きていないのに、もう「これからの夢」がはっきりしていないなんて寂し過ぎる!!決して今の自分に満足しているわけではないけれど、いつも間にか目の前だけを見てしまって、さらに成長しようという気がなくなっていたように思います。これじゃあいけないいけない!!

今はとりあえずひとつの仕事をし、自分の下地がようやく出来上がってきたところです。絵で言うならば、やっとデッサンが出来上がったくらいでしょうか。このまま同じような色を重ねるのではなく、さらに違う色、違うデザインを加えていかなければ面白味がないですね。時々全く違う絵の具、絵の具ではない異質の物をデコレートしても楽しそうです♪そうやって厚みを、深さを増していかなければ、自分の人生が勿体無い!自分の人生を自分で決めて、生きる。最近すっかり忘れていたけれど、これってとてもワクワクすることです。色んな状況はありますが、それも彩のひとつとしていけたら最高☆あ〜次は何色にしようかしら!
ひとつのことが達成されたらそれだけで留まってはダメ。例え幾つになっても、「私の将来の夢はね・・」と話せる人になりたいものです。
さて、あなたの将来の夢は何ですか?