Harvest

ru22005-09-17


 払っても払っても肌に絡みつくような夏の空気から、朝晩はさらりと軽く肌をなでるような秋の空気になってきて気持ちがいいですね。今は季節の狭間。

 「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」

きちんと合っているかはわかりませんが、こんな感じの歌を中学の頃歴史の先生に習いました。実ってくるほど頭を下げる稲穂のように、人間も、経験を積んで円熟した人ほど謙虚であるということですよね。ティーンエイジャー独特の、高慢ちきだった私達に先生は素敵な言葉を下さったなあと思います。
当時は東京育ちで中学から六本木にある学校に通っていたので、田んぼなんか全然見たことがなく、先生がおっしゃったことも「ふーん」くらいにしか思っていませんでした。(お説教なんかされるのもまっぴら!と思っていましたし 笑)しかし今、美しい田んぼに思い切り囲まれた場所で生活してみて、その言葉の意味の表すところが実感としてわかるようになりました。
     
         今はもっと黄金色です!!
 か弱い苗が水に点々と漬かっているところから始まり、鮮やかな緑に萌える初夏、飛び込みたくなるような金色の絨毯と、田んぼはいつでも本当に美しい姿を見せてくれます。そして今、収穫を待つばかりの黄金色の稲穂たちは、本当に頭を垂れております。この姿勢、私も見習わなくちゃ!そして、お米をたくさん食べましょう☆