光り輝く島へ

  私達は式を挙げる前から一緒に暮らしていたので挙式後も特に生活上大きな変化もなく、あまり実感も持てないでいたのですが、周りの方から山ほど「おめでとう!」と言ってもらえたり、今までとは違う宛名で自分に手紙が来たりするのを見て、少ーしずつ少ーしずつですが実感が湧いてきたような気がします。きっと、世の女性達は代々このおかしな感覚を味わってきたのでしょうね。 ちなみに、私は噂のマリッジブルーには全くなりませんでした。これは私達にマリッジブルーなんてあり得ないわ!というわけでは残念ながらなく、準備中忙しくてそんな自分の境遇に浸ったり、しみじみ噛みしめる、という余裕がなかったためと思われます(笑)そしてその状態は今だ継続中。。。  きっともっとたくさん時間があってゆっくり考えることができれば、式の準備もずっとずっと楽しかったんだろうなあー

 ここで、ドレスを選ぶ際に学んだことをひとつ。私はドレスなんてすぐに決められる、と思っていたのですが、どっこいそうはいかなかったので。
 私は”背が小さめ"であるため、大人っぽいマーメイドラインのすらりとした物は似合わないだろうと思っていました。でもすごく若いわけでもないので、あまりにラブリーな物は気恥ずかしい。ビスチェ型であることは絶対として、ほどほど可愛らしい、でも大人っぽくもあるもの、上質な生地で思い切りシンプルにするか多少ひねったデザインにして私らしい雰囲気をプレゼンテーションできるもの、かつパートナーの好みも満たしたい、そして何より、後ろ姿のラインが美しいもの・・・これがまず、ドレスを選ぶテーマでした。その上着ていくうちに、”ゴテゴテ上から飾りをくっつけたものはあまり好みじゃない””ボリュームがあるものが好き””サテン地は私の肌に強すぎる””チープなビーズは嫌”とかさらに細かい好みも分かってきました。でもなかなか「これだ!」という物に出会えず、試着すればするほど自分が何がいいのかわからない・・・という状態でした。「素敵!」と着てみると思っていたほど自分に似合わなかったり。雑誌で「こんなタイプの人にはこれがお薦め!」みたいな記事もかなり読みましたが、いまひとつピンと来ませんでした。
 そんな中ある雑誌で見たスタイリストさんの「似合わないドレスなんてない。とにかく、自分が着たいと思うものを着るのが一番です」という一言に開眼!いつの間にか私は、「自分を一番綺麗に見せたい」と思う余り、他者の視点でばかりドレスを選ぶようになっていたようです。でも本当はそんなこと気にしないで、とにかく自分が「これが好き!」と思えるような一着を選べば良いのですね。多少似合わないものでも、アクセサリーや髪型、メイク、そして自分の気持ちでどうとでもなってしまうものなのです。これ本当!! 自分は自分が納得のいく物を着て「私って幸せ〜♪」と思って、あとはプロにお任せすればいいのです。「私はこれが好き」という物に包まれていれば、おのずと綺麗になれてしまうはず☆ですしね。女性にとって、これってかなり大切なこと。(自己暗示パワー? 笑) 
そう考えて気楽になったら、まもなくお気に入りの一着に出会えました。上半身はところどころパールがついていて、下は4種類ほどの違ったレースをアシンメトリックに重ね、逆側は大きく生地をつまんで表情を出しています。お恥ずかしながらこちら。堅い表情をしているし、くれぐれも人物ではなくドレスを見て下さいね。
        
それにしても、もう一生こんな色々なドレスを着られる機会なんてないんだろうな。I君はうんざりしたかもしれませんが(笑)、とっても楽しい経験でした♪♪


 そしていよいよ明日から遅めの夏休みをとって、二人で”光り輝く島”と称されるスリランカに行ってきます!!あー嬉しくて嬉しくて仕方がない!!このために、ハードな10月を頑張ってきたと言っても過言ではありません。ちなみに、スリランカはインドのすぐ下にある小さな小さな島国ですよ。去年の津波で大きな被害が出たことも記憶に新しいですが、なかなかホットで評価の高いホテルが多いのです☆ 遺跡も9つくらいあるし、象の保育園にも行きたいなー。食事も南インドより美味しい、とのことなので南インドで全く不満のなかった(お腹は壊しますが)私としては楽しみです♪
 ちなみに放浪の強者Mちゃんによると、スリランカのテロは朝一番に多いそうです。と言うのも、あちらは湿度が高いため、午後になると身に付けた爆弾がしけってしまい失敗率が高くなるからとか。午前中は、人が多いところには行かないように気をつけます・・。
明日の今頃は飛行機の中!!信じられない!嬉しいな嬉しいな♪♪それでは皆さん、行ってきまーす!