緑色に薫る空気

 おかげ様で、週末に無事スリランカから帰ってきました!!とってもとっても楽しくて、ああ、やっぱり1週間なんて全っ然足りない!学生時代みたいに、せめて1ヶ月近くフラフラ旅をしたいものです。

 
 スリランカは成田から直行便で約9時間。寝たり覚めたり、映画を2本くらい観てちょっと英語の気分を盛り上げてみたり、周りの人達の観察にもいい加減飽きてくる頃に、北海道の8割ほどの大きさの島に到着します。初めて使いましたが、スリランカ航空はサービス良し&機内食も期待以上に美味しく、とても良かったですよ!そしてフライトアテンダントの方々も、何せ美人です!インドに行った時も全員びっくりするほど美しくてモデルさんのようだったし、やっぱりこの辺り西と東が交わる地域は美女が多いんですねー。
 遂に遂に来たぞー☆☆とわくわく意気込んで、熱帯のむせ返るように甘い、エネルギーに満ちた密度の濃い空気を期待していよいよタラップを降りると・・・・ スコール!! 叩きつけるような雨がザーザーでした**あははは。夜だし。

 いつものごとくホテルは予約していないので、空港ではまずホテル探しです。パラパラと旅行会社の人が寄っては来ますが、シーズンではないのかかなりまばら。何となくそのうちの一人のおじさんと話しをしました。
おじさんは車を借りきって、数日ずつスリランカの見所を回るプランを提案してくれました。1週間くらいで約500ドル。決して悪い話ではありません。でも着いてすぐに今後のプランを決めてしまうのは、どうも私達のスタイルに合いません。車で回れば効率的だし、値段も悪くないけれど、不便でも私達は現地でバスに乗ったり、電車に乗ったりして勝手に移動するのが好きなのです。たとえ上手くいかなくて目的地に着けなくても、それはそれで楽しいじゃない♪♪途中で気に入った街があれば、そこに長くステイするかもしれないし・・・。ハネムーンだから金額は気にしてないし。ということで、おじさんもこんな日本人には諦めモードか、「OK.It's your holidays.」と。でも考えてみたら、普通ハネムーンだったらこんな風に空港でいきなりホテルの値段交渉をしてたりしないですよね(笑) とりあえず今晩は空港から程近いニゴンボに泊まろうかと思っていましたが、おじさんのアドヴァイスもあり夜で道も空いているので、コロンボまで行ってしまうことにしました。タクシーから見ていると、22時頃なのにまだ開いているお店もあります。思っていた以上に都会のようでした。
      
 スリランカでは日本と同じく、仏教徒が多いそうです。道路沿いや街中にはお寺(仏教、ヒンズー教)や教会が多く、小さな仏像(や、イエス様、マリア様の像)がケースに入って、至るところで見られます。こんなに普段から仏様達に見られていたら、道端では悪いことができないのでは?(笑)


 翌日はコロンボ駅から電車でキャンディへ。目指すはスリランカの中央より少し北にあるシーギリヤ。遺跡の多い文化三角地帯のひとつです。
     
   コロンボ駅構内。電車の切符が、硬い紙の物なんですよ。懐かしいー!

 インドの列車をイメージしてさぞ気合を入れないといけないだろう・・と思っていたら、車内はあっけないほどガラガラでした。(2等車ですが)快適でしたよ! 
     
 ところで、私は年配の方がサリーを着ている姿が大好き!重ねてきた人生の分だけくすみ、柔らかみ、深みを増し、自分の存在を踏みしめてきたかのように皺の刻まれた彼女達の肌。こなれた上質のコットンのような褐色の肌に、きっちりとひだを作った色鮮やかなサリーが何と映えること!アクセサリーは皆絶対にゴールドです。そのトロリとした輝きが、また優しく肌に溶け込むのです。これは日本で年配の方が、自分の空気の一部のように自然と着物を着こなしているのを見るのと同じ気持ち良さを感じているのでしょう。

       
 スリランカでの初めての食事!売店で買ったサンドイッチですが、パンがぱさぱさじゃなくて美味しい!右は胡椒たっぷりの卵サンド、左のは文句なしにカレー味です。
      
 車内には色々な物売りが訪れますが(勝手に歌を歌っといてチップをもらったり)、中でもこれはものすごく美味しかった!!薄い薄いコロッケのような物の上に海老が丸ごとのっていてフライされています。海老がパリッパリのカリカリ♪♪唐辛子と、オニオンスライスを添えてくれます。これの名前はわかりませんが、1個10Rp。(=10円くらい)
       
        どこかの駅。
快適な3時間後、列車は古都キャンディに着いたのでした。