ピンナワラ ゾウの孤児院

 結局シーギリアに3泊した私達は、今度はスリランカの西側に位置するビーチ沿いの町、ワドゥワへ移動することにしました。コロンボより車で南に1時間くらいです。寄り道もしたかったので、シーギリアからは車を借切ってしまってGO!
 その寄り道をしたかった場所と言うのは、キャンディの近くにあるピンナワラのゾウの孤児院です。ここはジャングルで親を亡くしてしまったりはぐれてしまった子ゾウ、地雷で足を失ってしまったゾウなどが保護されています。そしてここでは大きな哺乳瓶で子ゾウにミルクをあげる様子や、川でゾウ達に水浴びさせる様子を見ることができるんですよ!
             
    ここで子ゾウ達にミルクをあげます。空が眩しいー   
         
  これがその授乳の様子。瓶は5秒くらいですっかり空になってしまいます!
子ゾウがおねだりしてミルクを飲む様子はとーーっても可愛い♪のですが・・・ここってもはや完璧に観光用ですね。すごくすごく来てみたかったのですが、天邪鬼な私はちょっぴりひいてしまいました。I君の方がもっとあからさまにテンションが下がっていましたが(笑)そして、ここに来て初めて日本人のツーリストと遭遇しました。驚いたことにそれまでは全然会わなかったんですよ。海外で日本人に会わないなんて、驚異的!!
         
授乳小屋を離れると、立派な象牙を持ったゾウが。人間で言うと65歳だそうです。このゾウと写真を撮ると、1枚100Rp☆
         
この敷地内はゾウが放されているので、ゾウに触ることもできます。ゾウ使いのおじさんは「来い、来い」と言うのですが・・・やっぱり近付くのは怖い!
         
けしかけられて、おっかなびっくりゾウに触ってみる私。かなり腰が引けてます(笑)あまり見えませんが、撫でてきたのは生後1ヶ月の子ゾウです。ここで生まれたのだそう。子ゾウの感触は・・・・硬かったです☆これも1回100Rp(しつこい? 笑)
         
こんなに身近でゾウがいるなんて、ありえないですよね!
 でもこの孤児院にも悩みがあって、せっかく保護したもののやはりここでヒトに慣れてしまうとゾウ達がジャングルに帰るのが難しくなってしまうのだそうです。というのも、ヒトに慣れたゾウを野生のゾウ達は嫌い、仲間には入れないし攻撃することもあるからだとか。それで再び傷を負い、ここへ戻ってきてしまうゾウが多いそうです。そして今やここで子ゾウが生まれてしまう状態。それではいけない、ということで今こことは別に、ジャングルの中にも孤児院を作っているのだとか。そこはツーリストなどは一切入れず、本当にゾウをジャングルに帰すことを目的としているそうです。なかなか難しいことなのですね。。。
         
前日の雨で川が増水してしまっていたので、残念ながら川での水浴びは見ることができませんでした。そのかわり、敷地内のプールで水浴び。ゾウ使いのおじさんが呼ぶと、皆ちゃんと水に入っていきます。そしてゾウ達は結構楽しそう!あの大きな体を突然ざんぶりと横たえて水に潜り、鼻だけだして息をしていたり、遠くの方まで泳いでいったり・・。ゾウって泳ぎが上手で、川も渡れるそうですよ。知らなかったー☆楽しそうなゾウ達の様子はいつまで見ていても飽きなくて、こちらまで楽しくなってしまいました♪♪
         
中には水が嫌いなのか、こっそりサボろうとするゾウもいます・・・。それをおじさんに見つかって追い立てられているゾウ達。こういう子って、小学校とかでいましたよね(笑)
観光地ではあるけれど、それなりに楽しいゾウの孤児院でした♪
その後ワドゥワに着くまで、3、4時間のドライブでした。