女の年齢とは

 今日は何だか元気をもらったので、忘れないうちに書いとこ。


 MEGちゃんの影響で(本当だよ〜 笑)秋冬物が気になって、かと言って遠くへも行けないので、時々行くようになった近所のセレクトショップへ寄ってみました。以前期せずしてGUCCIのスカーフと巡り合ってしまった、あのお店。まだ自分の中で秋冬のいる物といらない物の整理がついていないので、とりあえず見に行くだけ、と。

何でもない黒のニットは必要かなあ・・・なんて話しながら色々見せていただいて、「これも可愛い!」と何気なく指が止まったのは、ツイードのような生地のホットパンツ。
「それはどう?ブーツと合わせるととっても素敵よ」
こ、これですか?無理です無理ですホットパンツなんて。そんな勇気ないです。
「えーー、だってあなたお幾つになるの?」
年は今年で30になりましたけど・・・・
「ちょっとちょっと30!?勘弁してよ!」

お店のオーナーは大笑い。30歳の私がホットパンツに尻込みしているのが、ちゃんちゃら可笑しいらしいのです。
「いい?女の人は30歳からが楽しいのよ。20代なんてみんなそこそこきれいだから、横並びなの。何でもできるのは30代からよ。一流のブランド物だって似合うようになるし、自分次第で30代から、肌だって、髪だって、スタイルだって、どんどん良くなっていくんだから!!まずはいい素材の服を着て、いい物を知って、自分の好みも知って、いい女にならなくちゃ!! せっかくお金をかけるのなら、旦那さんが心配になって早く家に帰って来ちゃうくらい素敵な女にならなくちゃ!一緒に二人で歩いて『あんな素敵な女の人と歩いてる』ってなったら、旦那さんの男としての格だって上がるんだから!あなたまだまだこれからじゃない。これからが女が磨かれて、一番楽しい時期なのよ!!
うちのお店は40代の方が一番多いの。子供がいる人も多いけど、みんな40代でもホットパンツはいて、子供を連れて、エルメスのバッグを持ってくるのよ。『子供を産んでも服のサイズは変えたくない』って人ばっかりよ。30歳が、何言ってんの!失敗してもいいから、どんどんやっていい女にならなくちゃ!!」


ふとした拍子に気づく、今まで気にならなかった顔の輪郭の微妙な変化。
疲れた時の鏡の中、あまりにほっぺたが落ちている自分にギョッとする瞬間。
昔の写真の、パンと張った肌とは明らかに違う今の肌。


当たり前なのだけど、最近こういった事を身をもって実感するようになった。決して『きれいでいたい』ことを諦めることはないけれど、外見だけではない、年齢に見合った美しさを持てればいいと思っているから、いつの間にか何となく『現状維持』が最善なのかと思っていた。だからオーナーの言葉は、何だか衝撃的でした。お話を聞いた感じでは、彼女は下手すると私の母と同じくらいの年齢かも。ゴージャス感のある巻き髪はやや古い感じがしなくもないけれど、いつも黒いソフトなジャケットを綺麗に着崩して、スリムなジーンズ、高いヒールのパンプスを履いている。女性としてずっと先を歩いている彼女がそう言うと説得力があり、むくむく勇気が出るのです。女としての迫力が大違い!!私なんて全然ヨチヨチ歩きだわ〜 しかも大した努力もせず、現状に甘んじようとしてた!

確かに、まだまだ知らないことは当然いっぱいある訳だし、スタイルだって今のうちから凝り固まってしまう必要ないよね。女性の年齢って、自分で決めるものなのね。年をおう毎に、自分も楽しみながらいい女になれるなんて最高!よし、まだまだこれからという気が湧いてきた!!今後も色々教えて下さいませ! 
とりあえずいい物第1歩として、ミラ・ショーンのケープが気になります。。。