Fame

 今ってBSで、アカデミー賞作品賞特集をやっているでしょう?観たことがあるものも、気になっていたけれど観たことがなかったものもあって、面白くて気づくとついつい観てしまいます。
何があったっけ?
フォレスト・ガンプ』は観たよ。『ライフ・イズ・ビューティフル』は録画だけ。『グリーン・デスティニ』ーは初めて、『禁じられた遊び』もちゃんと観たのは実は初めて。『明日に向かって撃て!』は観たかったけれど観られなかった〜。そして昨日やっていた『フェイム』、何気なく観ていたらすごく面白かった!!1980年の作品で、『スターウオーズ・帝国の逆襲』と同じ年みたいです。監督はアラン・パーカー。と言っても私はそういうの、全然わかりませんが。

 ストーリーは、ショービジネスの世界を目指す芸能学校の入学試験から卒業まで、青春映画と言えるのかしらん。何も知らないで観ていたので、初めはこれドキュメンタリーか何か??と、全然わからなかった。だんだん主要人物はわかってきますが、でもこれは皆が主役!という感じ。
演劇科・音楽科・ダンス科の高校生それぞれの葛藤や不安や希望、それぞれの階級の社会的背景をもさらりと描いているのですが、オーディションや授業風景、歌やダンスのシーンがとにかくすごく楽しかった!!流れの中では「なぜここがそんなに盛り上がる???」と思ったりもするのですが、でもやっている本人達がとにかくすごく楽しんでそうでとてもエネルギッシュだから、そんなことどうでもいいや!という感じで一緒に楽しんでしまいます♪♪一歩ひいて見ているような、淡々としたストーリーも私は好き。決して明るいことばかりではないこの淡々具合は、好き嫌いがあるかもしれません。25年くらい前の映画ですが、それでも全然古い感じはしないよ!

それにしても、ショービジネスを目指すアメリカの高校生ってあんなにレベルが高いの?!とびっくりしました。そりゃ今でもレベルが高いわけだわ〜、と納得です。そして彼らの才能が眩しいことったら!!すごくエネルギーをもらえます。
実際そうなのか映画の中だけなのかは知りませんが、どの科でもけっこう有色人種(と言っても黄色人種は少ない)の人の割合が高く見えたのも驚いた。特にダンス科。一部の裕福な人達かもしれませんが、やっぱり身体能力が高いからかなあ、なんて。

ああ、バレエのシーンはやっぱり美しかったなあ。。。一瞬映るものでもすごく綺麗に甲が出ていて、忘れられないくらい見事なダンサーの足があったり。鍛え抜かれて、神経が指先まで行き届いている人間の肢体は本当に美しいと思う。しなやかな肉体を見ているだけでもうっとりするほど気持ち良く、それだけでも見る価値がありました!影響されやすい私は思わず見終わった後、すぐにストレッチしたりプリエをしたりしてしまいましたもん。(ああ単純だ〜 笑)そうそう、音楽・歌も絶妙だと思います!あれ、本当に歌っているの??

入学したばかりのシーンで、どの科の先生か忘れたけれど「自分のことを好きになれ!それが君達の唯一の武器だ」と言っていたのが印象的でした。その世界の厳しさを表しているようであり、普通に暮らしている自分達にも通じるものがあるようであり。自分を好きになって、その世界で認められるまでとことん磨いて、自分のことを信じて行け!みたいに。

 22日は『シカゴ』だって。これも大好き!!観たいな。観れるかな。