Hello Vietnam

ru22009-06-01



 突然ですが、今私達はベトナムホーチミンに住んでいます。しかもこちらに来てから早1ヶ月・・・。あっと言う間だったような、引っ越してきたのがもう遥か遠い思い出のような、おかしな感じです。           引越し前もやることが多くて恐ろしく忙しくて、結局会いたい人達にもほとんど会えないままの出発になってしまいったのが心残り・・・。まあこれは、忙しくなるのがわかっていたのに準備を始めるのが遅かった自分が悪いんですけどね、ええ。
・・・それにしても学生時代からのこのギリギリ体質、どうにかならないものかしら・・・。もう一生治らないのかなあ。。。(←たぶん治そうと努力すれば治るんでしょうね)


 そんなことはさておき、ついに長年の希望が現実になり、やって来ましたよアジアへ!
「なぜベトナム?」とよく聞かれたのですが、これはもう本当にたまたまです。別にネパールでもフィリピンでもどこでもよかったのですが(あー、でも日本の免許がそのまま使える所がいいな、というのはありました)、色々な要因が絡んだ結果で、つまりは「縁があった」という事だと思っています。


こちらへ着いたのは夕方6時頃だったのですが、空港を出て、さあ熱帯の肌に絡みつくような空気カモン!と期待していたら、もう薄暗くて、そして叩きつけるようなスコールがどっさり降っていました。。。ああ。。

アパートへ向かうタクシー(あまりに強い雨のせいか私の側は車の中まで雨漏りして、どう避難してもお尻が濡れてしまった)の中で長旅を頑張ったL君を励ましつつ、自分の乗っている車が20cmくらい水が溜まっている道を進んでいて気分はウォータースライダーみたいになっているのを見て、I君と「来ちゃったねえ。ここで暮らすのねえ。。」と半ば自分にも言い聞かせるように話していたことが、鮮烈に記憶に残っています。


 その後何とかかんとかやってきて、ようやくお店も色々覚えてきて、生活はやっと落ち着いてきたところかしらん。買い物に行くのにいちいちタクシーを使わなければいけないのは、日本で自由に車を運転していた身にはまだ慣れないけれど、それもだんだん当たり前になるのかな。
とにかく毎日暑い!!!けど、L君もとっても元気だし、特に困っている事は・・・・ないです。今のところ。笑
異国で生活をするというのはとても貴重な事だと思うので、またちょこちょこと日記に記録していこうと思います。
とりあえず、我が家のバルコニーからの風景を・・・
お庭の向こうにはとうとうと流れるサイゴン川がのぞめて、とても気持ちがいいんです。(ただし、川は遠くから見ること★)

あ、ベトナムでの困った事ありました。

サランラップが恐ろしく使いづらい!!!!

ぴーーっと出しても勝手にクシャクシャ丸まってしまったりね、カッターがいまひとつなのかラップがいまふたつなのかカッターでも日本みたいに気持ちよく切れずに、デローーンと伸びたりね。
サランラップなんてどこにでもあるから・・・と持ってこないでスーパーで安いのを買ったのがいけなかったのかもしれません。しかも意外と使う機会が多いので、とにかくラップがストレスだったー。
今は韓国系のお店でやっとストレスのかなり少ないものを見つけまして、心底ホッとしました。
サランラップ、あなどるなかれ。

目標その1

少々遅いですが明けましておめでとうございます
今年もどうか皆様にとって良い年となりますように!


 さてお正月、I君の従兄弟のおうちにお邪魔しました。
そこには体長1mは余裕でありそうな(ただし厚さは薄い)大きな犬と、体の大きさでは負けているのに態度でその犬に勝っている猫3匹と、従兄弟の実家から遊びに来た小さな室内犬がいました。

私は今までの人生、犬が好きか猫が好きかと言われたら絶対に自分は犬だと思っていた。


だって私の実家では犬飼ってるし。
犬の方が忠誠心に厚そうな気がするし。
室内に動物がいるのってあんまり好きじゃないし。


しかし!今回意外にも思ったことは
猫って何だか面白い


かのおうちは面白いデザインで、洗面所とトイレとお風呂に壁はないし、思い切り大きな鏡のついた洗面台も上が天井までは届いていなくてスペースが空いていたんです。
そうすると、洗面台で顔を洗っていてふと上を見ると、何を考えているのかよくわからない瞳でじーーーっとこちらを見ていた猫と目が合ってびっくりしたりする。
かと思うとといきなり「タタッ!」と音がして猫がすぐそばに降ってきたりする。(しかも2匹続いて)
お風呂に入ろうと着替えていると、気づくとさっきまでいなかった猫が足元に寄り添っていたするし、床にポンと置いてあるバスタブにつかっているとカーテンの隙間から猫がのぞいていたり。
初めはびっくりしたけれど、途中からとってもワクワクしました。何だか面白いぞ、猫がいる生活!
I君の実家にもフワフワの毛糸の塊みたいな真っ白い猫がいるけれど、もうおばあちゃんであまり動かないから猫とはこんなに面白いものだとは知らなかったよ。


という訳で今年の目標その1。
猫・・・・そのうち飼ってみたいなあ。
でもL君は猫や小さな犬でも近くに寄ると「きゃーー」と叫ぶからね、ちょっと先の話かもしれませんね。

青い鳥

 今日はクリスマスですね。サンタさんは来ましたか?楽しいクリスマスを過ごしていますか?
今年は私達にとって、たぶんずっと胸に残るクリスマス・イブだった。


 私達が仕事の関係(と言うと変な感じだけど 笑)で数日間ベトナムに行っていたのが12月中旬。もちろんL君も一緒で、前回バリに行った時の苦ーい経験を生かして機内におもちゃや絵本も持ち込み、眠くなるような薬も持って準備万端。でも機内では予想以上にご機嫌で遊んで、おやつを食べて、スヤスヤ寝てくれて、おお、今回は素晴らしい!!と思っていたのだけど・・・


ベトナムに着いた頃からL君の元気がなくなってきて熱発して、結局私達は用事を果たせたけれどL君はずっと熱が下がらずにほとんどホテルにいた。呼吸は浅くて速くて苦しそうだし、熱であまり眠れなくて辛そうだし、当然機嫌は悪いし、ほとんど何も口にしてくれないし・・。今まで熱が出ても2日くらいで下がっていたので明日には治るかな、明日には治るかな、と思っていたけれどなかなかすっきりしなかった。外は暑いしバイクが1日中うるさいのも、さらに本人にはストレスで良くないのかな・・・と思ってみたり。
さすがに心配になって途中病院も行った。良くはならなかったけれど、第3者に診てもらうというのは随分安心できることなんだなと知った。


日本に帰ってきたらだいぶ元気が出てきたので、ようやく治るかな!と思っていたけれど、やっぱり夜には熱が上がってしまっていた。翌日もそんな感じで、これはもうまずいと思って病院へ行き検査してもらったら、そのまま入院になってしまった。。。



 今回初めて入院の付き添い生活をしたのだけど、これが結構大変なことだった。始めの2日くらいは自分にまったく余裕がないのが本当によくわかった。「差し迫った気持ち」とはこういうものか!と実感したよ。


入院してからもしばらくはL君が全然食事を食べてくれないばかりか食事を見ると大泣きしだすので、食事の時間が本当に憂鬱だった。多少元気になってきても食事は口にしてくれず、これじゃあなかなか体力が戻らないんじゃととても心配だった。心配のあまり焦ってきたり、頑として食べようとしないと、一番頑張っているのは本人なんだとわかっていてもイライラしてきてしまったり。他の子は「ご飯だー」とちゃんと食べているのに、なんでうちだけが・・・と泣き続けるL君を抱っこしながらこっちも泣きたくなったり。


夜もそう。
調子が悪いせいもあるし普段と全然環境が違うから当然なんだけど、他の部屋で泣き声がしたり、機械がピーピーいう音ですぐにL君が目を覚ましてしまい、ここは何だか違う!とわかると泣き始めてしまう。他の子は寝ているから必要以上に泣き声も大きく聞こえてしまって、周りに迷惑だからせめて早く静かにして欲しいのにそうはいかず、深夜2時間くらい人気のない食堂などでずっと抱っこしていたりもした。見かねた看護婦さんが空いていた部屋を使わせてくれたりして、本当にありがたかった。
夜に束の間家に戻って急いでシャワーを浴びて、また寒い外へ出かけて病院へ戻る車の中では、本当に色々な思いが頭を駆け巡っていた。


でも3、4日目くらいからようやく落ち着いてきて、結局ちょうど1週間で退院できた。
今思えばまったく普通の経過なんだけど、子供が入院するとこんなにも生活が変わるんだなあ。恥ずかしながら知りませんでした。私ではI君やお義母さんや自分の母の支えや助けがなかったら、本当にやっていけなかったと思う。改めて周りの人達の存在ってありがたいなあと思います。



L君が入院中に色々なことを思う中、強く思い出していたのは大学病院で付き添いをしていたお母さん達のことだった。
うちはほぼ確実に元気になって帰れると思っていたけれど、大学病院では元気になれる可能性はあまりないかもしれない、でも元気になって家に帰れると信じて信じて頑張っている人達がたくさんいた。
子供の辛い治療や姿を見て自分の身をえぐられているように辛いに違いないのに、一緒に励ましながら先の見えない入院生活を送っていたお母さん達のなんと強く、すごかったことか。自分で経験してみて、改めてその強さがわかって尊敬した。私なんて先が見えているのに、ほんの2日で音を上げてしまっていたよう。。。。


自分のことも少しわかった気がします。
自分のキャパシティの小ささはまあわかってはいたけれど、改めて、私ってこんなものかあ、とか。思考の過程で「うちばっかりが・・」(あとから思えば、実際はみんな同じような感じなのにね)というフレーズが出てきはじめるとこりゃ余裕がなくなってきていてまずいね、とか。笑
でも今回はそれなりに踏ん張ったとも思うので、ちゃんと自分を誉めときました。


 まあそうやって何とか帰ることができるようにしてもらって、家でクリスマスを迎えられたことの嬉しかったこと!!
食事はかろうじて骨付き鶏のグリル(ただし超簡単)だけど、ケーキはなし、プレゼントもなし、飾りつけもなし。
でも家で家族揃ってごはんを食べられて、ゆっくりお風呂に入れて、余計な音が一切しない自分の部屋の柔らかいベッドで、伸び伸びとみんなで眠れるということのなんと幸せなことか!!
本当に当たり前過ぎてわかっていなかったけれど、青い鳥のお話じゃないけれど、幸せってつまりはこういうことなんだ。それを心から実感したクリスマスでした。


 今になって思えば、いい経験をさせてもらったと思う。一緒にすごーく頑張ったI君もそう言っています。L君は可哀相だったけれど。

思いがけない締めくくりとなりましたが、2008年はいい事を教えてくれて終わりそうです。とりあえずL君を大事にして予定を白紙に戻して、しばらくはおとなしくしていようと思います。
どうぞ良いお年を。



 

厠の一言

 かなりかなり久しぶりに日記を書いてみます。変化の多い毎日ですぐに眠くなっちゃったりするのだけど、こういう時こそちょっと書き留めておくと後から見た時に面白いのかなあ、と思ったりもするので。



 先週はL君の風邪が家中に蔓延してI君も私もダウン・・・・一家全滅してました。
仕事がら免疫がついたのかここ数年は風邪でそんなに苦しんだ記憶はあまりないのに、今回は本当に強烈だった!症状も辛いし、なかなか治らない(><)三十路を超えたせいかしらともちらと思っているんだけど。。
一人一人少しずつ時間差があったのだけど、L君が元気になってきて自分の体調が悪くなっていく頃が一番しんどかったなあ。こちらが食欲はなくても子供にはちゃんと食べさせなくちゃいけないし、遊んであげないといけないし、病み上がりだから抱っこ抱っこというリクエストも多いし・・・
自分が接してきたお母さん達もこうやっていたんだあ、なんて皆さん偉いことか!!と改めてお母さん達を尊敬しました。
こうやって経験値を上げることで、私も少しずつちゃんと「お母さん」に近づけていっているんだといいなー。(え、こんなことで)


 突然ですが、私が通っているヨガスタヂオのトイレにはカレンダーがかかっているんですね。
ぷっくりとした筆書きのお坊さんが踊っていたり?するほっこりした気分になれる絵とともに、そこに毎月何がしかの一言が書いてあるんですね。
私はその『一言』が大好きなんです。


今月11月は
『不幸はすぐに気づくけれど 幸せはなくしてみないと気づかない』
でした。
ふんふんそうだね、って思うでしょ。


初めて見た時の言葉はたしか
『こどもは親が期待するような才能は持っていないけれど 親が気づかない才能を持っている』


この頃はL君を保育所に預けて仕事を始めてみたものの、まだこれでよかったのかとウジウジ考えていた時。
でもこの言葉を見て、何だかよくわからないけれどなぜかスーーっとすっきりした気分になったのを覚えてます。


あと記憶にあるのは
『戦争あり 天災あり 不治の病あり ならば今この時に感謝しよう』


これってヨガ的でもある。
何だか悪いニュースが多くて子供達の未来のことを考えると重ーーい気持ちになりがちだったのだけど、この言葉に「そうだそうだ!!」と納得してからはあまり以前みたいには考えなくなった。
ただ重い気持ちになったところで、未来がよくなる訳ではないものね。それを認めて、さらに一歩先に進まなくては。


 毎月こうやって筆のタッチで書いてあるのだけど、好きだと言った割にはこれ以上は覚えていません(笑)言葉も私の記憶だけなので、もし元々と違っていてもあしからず。でも意味は違わないはずよ。


このカレンダーはどこの物なのかなあ、と思うのだけど、書いてある事を見てうんうん、と頷いているといつもどこのものかチェックするのを忘れちゃう。まあ家に欲しいと思ってはいないので、それくらいでいいのかな、と。


かくして私は、ヨガに行ってトイレにも行くのが密かに毎月楽しみなのでした。

梅雨明け☆

 またもやお久しぶりでございます。ようやく数日前に梅雨明けしたそうですね!夏だ夏だ〜〜!!
空気自体が重く湿ってムウッとしていたり、どうしようもなく汗だくになったり、じっとりとした肌に日焼け止めを塗るのは気持ち悪かったりするけれど、それでもやっぱり私は夏が大好き。この季節は楽しいことも多くてとにかくワクワク。嬉しいな〜〜♪


 先週は久しぶりにMEGちゃんとデート☆
そういえばずっと行ってみたかった、ブラウンライスカフェに行きました。
私、ナカムラタカコさんのレシピの本は持っているのだけど、私が作ると何だか美味しくなくて・・・。なぜだ!?と思ってお店の味を体験してみたかったのです。
念願のお店に行ったところでその理由はわからなかったけれど、お料理(と、素材)の美味しさにはびっくりー。野菜の味がそれぞれ濃いんです!普段食べているのと全然違う!!いやー行ってみてよかったです♪
MEGちゃんとも会えて楽しかったし、最近「ママ」の顔が多くて忘れていた「女性である楽しさ」も思い出させてもらって刺激的だったよ。どうもありがとう!!


 そして週の半ばに、L君もうじき11ヶ月にして生まれて初めての発熱。
38℃〜39℃あってもあまり普段と変わらずに遊んでいるからあまり心配はしていなかったけれど、体がとても熱くて眠りたいのに寝苦しそうなのは可哀相でした・・。まる2日間ずっと熱が高くて、下がってみたら案の定突発でした。L君、ひとつ人生経験を積んだね。今日はまだ少しぐずることが多いけれど、ほぼ元気に。
子供が元気で笑ってくれるということは、それだけで嬉しいことですね!


 I君が忙しくてほぼ連休らしいことはできなかったけれど(本日も当直中・・お疲れ様です!)そんな合間に今日は近所の海へ行けて良かったな。そんなに大した海岸ではないと思っているのだけど「おお、ここはワイキキのビーチか?!」と見まごう程の混雑振りにびっくりでした☆う〜ん、でもその開放的な雰囲気だけでも幸せ。次回はL君も一緒に海に入りたいなあ!


 去年はお腹が大きくて機動力に欠けたけど、今年は一応身軽だし夏はやりたいことがいっぱいです。L君のお誕生日もあるし!とりあえずまず今週は友達のこどもちゃんのお誕生日パーティーです。
プレゼントも準備中だし、楽しみ!!

餅は餅屋に〜

 かなりご無沙汰でございます。前回桜のことなんて書いていたけれど、もうすっかり初夏の陽気ですねえ。
L君も今のところ大した不調もなく、元気に大きくなっています!
   
以前(2ヶ月くらい前かなあ??)はハイハイしても後ろにしか進めなくて、バックしているうちにソファーの下にはまってしまい泣いて助けを求めたりしていたのに・・・
   
GW頃にはつかまり立ちを始めて、今は軽々伝い歩きをしています。
   
もちろん、気づけばすぐにティッシュを食べていたり・・・


 子供の成長の早さにますますびっくりする最近です!「早くしゃべって欲しいなあ」なんて思っていたけど、この調子だとあっという間になりそう!!しゃべり出したら今の時期が懐かしくなるのかも・・・。



 ところで私、4月から仕事を再開していました。L君が7ヶ月になってすごく可愛いのだけど、でもそろそろ外にも出たいなと思ったのと、仕事のリハビリが必要だったりで。


でもいざ始めるとなると、やっぱりかなり迷いました。
今住んでいるところは両方の両親から離れているので仕事をするには保育所に入れるのだけど、子供が集団生活を始めると確実に風邪をひくでしょ。まだ7ヶ月の子をわざわざそんな環境(って言うと失礼ですね・・すみません)においてまで私が仕事をするのは、子供の事を中心に考えない、私のエゴなんじゃないだろうか。
だんだん「ママじゃないとダメ」という感じが出てきたのに、ここで離れたらL君が傷ついたりしないだろうか。
そもそも保育所に馴染めるだろうか。友達の子は6ヶ月で仕事に復帰したら子供は慣れるまで1ヶ月くらい泣いていたって聞いたし、そんなの可哀相じゃないだろうか。
せっかくここまで母乳できているのに、授乳できるのだろうか。これで断乳なんて絶対にやだな、などなどなどなど・・・・・
「すごく普通じゃん!」と笑われるかもしれないけど、自分の子のこととなると色々と心配だったわけなのよ。


ならば一緒にいればいいのだけど、こんな風に「また仕事をしたいな!」と予想より早く思ったのもL君のおかげなんです。
今まで私、自分の仕事については、やり甲斐はある、でもしんどいなあ・・・とばかり思っていた。けれどL君が生まれてからは
「こんな可愛い子供達が困った時に診られる専門とは、なんて素晴らしいことだろう!!」
とすごくすごく感じたのです。私がこの科を選んだのは間違いじゃなかった、私の仕事は素晴らしいものなんだ、と何だか前より自分に誇りを持てたと言うか。
たぶん出産前よりお母さん達にも共感できるようになったと思うし、子育てしていて考え方も多少変わった。
だから、L君は可愛い!けどそれだけじゃなくてやっぱり私も何かしたい。仕事ももっともっとできるようになりたい・・・


 こんな感じで悶々としていたのだけど、勤務先の保育所の園長先生とお話したらとてもいい方で、何だか急に気持ちが楽になりました。
細かいことはもう忘れてしまったけれど、もちろん園に慣れるまではどの子も泣くけれど、1歳過ぎて多少周りのことがわかるようになっている子よりは慣れるまで早いと思いますよと言って下さったこと。
子供の社会性って親が思っているよりもすごくて、赤ちゃんだって外ではそれなりの顔してやっていくんですよと言って下さったこと。
お仕事でママが楽しくやっていれば赤ちゃんも嬉しいんですよ、と言って下さったこと。。。
保育士さん達の平均年齢は高いのだけど、むしろそれだけ経験豊富ということなので私は安心でした。昼休みに授乳に行くのも私のボスが理解ある方で「もちろんそれは必要だ!」と言ってくださってクリア! 


 そしていよいよ保育所に行き始めてはや1ヵ月半。私が色々していた心配は・・・まったくの杞憂でした!!

初日は訳がわからずキョトンとしていて、始めの週はその後別れる時にやっぱり泣いたけれど(腕を一生懸命こちらに伸ばして泣かれるとこっちも泣きたくなったけれど)、2週目からはこちらが「えー?!」と思うくらい、保育所に行って保育士さん達の顔を見るとニッコニコに笑うようになりました。
L君が保育所で一番チビなのもあってとっても良くしてもらっているし、保育所の広いお部屋やうちにないおもちゃ、1歳や2歳の小さいお兄ちゃん、お姉ちゃん達の刺激もL君にはとても楽しいみたい。
そして何より保育士さん達は保育のプロ!家で私と時々煮詰まりながらいるよりも、こちらにいる方がL君にとっても良かったに違いない☆と今は確信しています(笑)
私が気づかないようなL君のことを教えてもらえるし、ここに行き始めてから離乳食もよく食べるようになっておかげでズンズン体重も増えました。本当に、親が思っているより子供はずっとしっかり育っているみたい。預けるのが週3日のせいか、咳や鼻水が出ても熱までは出さないし・・。L君、私が勝手に思っていたより頑強なようです(^^)
子供のことは心底安心できるので私も仕事に集中できるし、久々の仕事は私にとってすごく新鮮で、すごく面白いです。(9ヶ月離れていたら自分でも笑っちゃうほど色々な事を忘れていたことはさておいて・・・うぅ・・・★)本当にありがたくて、保育所さまさま!!


 以前は子供はずっと親といることが一番いいに違いない、と思っていたけれど、もっと柔軟に考えるべきみたいと知りました。もちろん基本は親との絆がしっかりできることだけど、「親でなければできない」ことさえきちんと満たしてあげられるようにしていれば、あとは自分一人で頑張らずプロの手を借りるというのも必要なことなのねえ。

    

爛漫だってば

 本日は雨ですが、今年は本当に桜の季節を満喫しました。
いったい何年ぶりだろう?!
春がこんなにも美しくて、自然の草木や花の装いがこんなにも目に眩しくて、日々芽吹いていく生命力というものがこんなにも力強いなんて、すっかり忘れていたよ。


先週はヨガの帰りにもL君と2人でお花見です。あらら、写真が小さーい。。。。
    
    
生まれて初めての桜。見よ、これが日本の春ぞ!
雪のように降ってくる花びらに私は大興奮だったのですが、自分にのせられた桜の花とウキウキしているママをL君は何だか不思議そうな顔で見ていました。が、すぐに飽きてきて周りには目もくれなくなり、私が食べていたサンドイッチに頂戴頂戴と手を伸ばすので、少しずつちぎってあげてはパクパク食べていたのでした。
週末のお花見もそんな感じ(^^; まあいいね!赤ちゃんの目にはどういう風に映っているのかなあ。

 
 先月はお義母さんのお誘いで狂言に行って来ました。その時はまだ咲いていなかったけれど、せっかくだから桜の簪を挿して気分を盛り上げて行きましたよ!
    
簪、最近好きなのよねえ。コロンとした桜とお箸のような簪の組み合わせ、お気に入りとなりました。

 それにしても狂言、私はたぶん初めてでした。中学か高校生の頃授業で何かを観に行ったけれど、イヤホンで解説を聞きながらも全然面白いと思えなくて、それが歌舞伎だったのか狂言だったのかも全く覚えていないし・・・
という訳で狂言とは果たしてどういうものか???と思っていたのですが・・・とっても楽しかった!
子供も観に来るような回だったので子供向けのお話を選んであったのでしょうけれど、お話も面白いし、動きも面白い。ちゃんと台詞もわかるし(←当たり前?!いやいや私、能のようなイメージをしていたので・・)こんな観ながらケラケラ笑えるものだったなんて!
そして野村萬斎さんはさすがに動きが美しいし、声のよく通ること!驚きました。

思っていたほど敷居が高くなかったので、またぜひ行きたいと思っています♪せっかくだから日本の伝統芸能も知っておきたい。今度は着物で行きたいな!
何だか人生の楽しみが増えたようで嬉しい。誘ってくれたお義母さんに感謝・感謝です。